セルウィンコンサルティング

管理会計設計の肝
2014年10月1日

最近大学院で管理会計のクラスを担当していてどのようにして受講生に管理会計を判ってもらえるか考えることがあります。管理会計を一言でいえば・・・経営管理に役立つ情報を提供する仕組み、とでもいえるのでしょうか。では経営管理とは何か?、役立つとはどのようなことか?、その仕組みとはどんな仕組みを指すのか?などなど、考えれば決行深い問題に突き当たります。

まず、経営管理とはどのような事柄をいうのでしょう。経営=マネジメント、管理=アドミニストレーションでしょうか。これらは組織体、特に営利組織を運営することを経営管理とすることとします。では運営するとは何を意味するのでしょうか。教科書的には「組織のミッションビジョンを定め、市場分析して商品を開発し、競合を分析して戦略を策定し、その通りに組織が活動しているかを見極め、問題を追及して修正していく」とでもいえましょうか。これらを包含する言葉があります。PDCAPlan,Do,Check,Action)です。すべての組織は計画をしっかりと立て、活動し、その成果や問題を見極め、活動を修正していく、というサイクルを繰り返しています。このサイクルは長いものは10年単位であり、一般的な中長期計画であれば3年から5年、予算であれば1年、月次決算は毎月、定例会議も毎月が多いのではないでしょうか。したがって経営管理とはPDCAを回すこと、といいかえることができます。

次回は経営管理に役立ちについて考えてみることとします。

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